医師が語る「発毛特効薬ミノキシジル!若い女性の摂取は要注意!!」

こんにちは。慶應義塾大学漢方医学センター非常勤講師、あらなみクリニック院長、荒浪暁彦です。より良い発毛治療に日々邁進しております。

様々な発毛専門クリニックではミノキシジル内服薬を処方する事によって本当に高い効果をあげています。ミノキシジルは本当に良く効きます。でも副作用を充分知らずに飲んでる方が少なくない気もします。

そんな事を考えさせられる女性が来院しました。この記事ではミノキシジルの効能と危険性、特に若い女性に対するリスクについてご紹介したいと思います。

そもそもミノキシジルとはどんな薬なのか?

ミノキシジルとは元々は血圧を下げる薬として開発されました。血管を拡げる作用によるものです。高血圧の人がミノキシジルを内服していたら頭髪がフサフサしてきたので発毛薬として注目され使われるようになりました。偶然の産物です。有名なリアップの主成分でもあります。

ミノキシジルの副作用とは?

ミノキシジルは全身の血管を拡げますから、頭髪のみでなく、体毛までフサフサになってしまいます。なので、ムダ毛の処理などを行っている人は注意する必要があります。しかしムダ毛は健康にはさほど影響がないのですが、そんな事よりはるかに恐いのが、多量の血流がどんどん心臓に流れる事による心臓への負担です。

ミノキシジルは心臓に悪いのか?

私の知り合いで髪がフサフサになり、いい気になって大量に飲んでいたら、胸が苦しくなり死ぬ思いをした方がいました。ですので、心臓や血管に異常のある方の利用は禁止です。また早く効果を実感させるために高容量(5mgとか10mg)のミノキシジルを最初から勧める医師もいると聞いたことがあります。

自分ならそんなことは絶対にしません。早く効果を出したいからと言って最初から高容量のミノキシジルを進めてくるクリニックには十分に注意してください。

とは言えミノキシジルは効く!飲むなら医師選びが重要

しかし、現状では、ミノキシジルはどんな発毛内服薬より圧倒的に効果があります。薄毛に悩んでいる方にとっては、少しくらい副作用があっても飲みたい気持ちがあるかもしれません。その場合は、本当にミノキシジルの事を理解していて、かつお飲みになる方の10数年後まで考えて処方してくれる医師にかかった方が良いです。

ミノキシジルを処方されていた若い女性が来院

さて、若い女性がミノキシジルを大量に摂取するとどうなるのか?私の医院に、ミノキシジルを欲しいという25歳の女性が来ました。その方は東京に住んでいたので、ある病院でミノキシジルを処方され飲んでいたけど、地元に戻ってきて、飲むのをやめたら、また薄毛に戻ってしまった。だからミノキシジルを処方して欲しいとの事でした。

若い女性にミノキシジルは厳禁‼

正直、驚きました。ミノキシジルは心臓に負担がかかる薬なので、もし妊娠したら胎児にどのような影響が出るか計り知れません。妊娠がわかってからやめるのではおそいです。

またミノキシジルの摂取をやめれば血流は元に戻り、薄毛に逆戻り、さらに妊娠中はもともと脱毛しやすいので(妊娠脱毛)、そのダブルパンチ、さらにはストレスが加わり余計に脱毛したりすることがあります。

またなにより胎児に悪影響もあります。だから、今後、妊娠する可能性のある女性は最初から飲まない方が良いということをお伝えできればと思っています。

医師は誠実でなければ!

ミノキシジルの発毛効果はすごいです!でも誤った飲み方をするとその分副作用もすごいことになります。医師は、本来良い作用よりむしろ悪い作用を、しっかり患者さんに伝え、せめて最小量の2.5mgから勧めるべきだと思います。(因みにその女性は5mgでした)

まとめ

育毛効果がとにかく早くほしいからと言って、最初から高容量のミノキシジルを摂取することは体への負担が大きすぎるためやめたほうがいいでしょう。またそのような高容量ミノキシジルを処方するクリニックにも注意しましょう。

また、若い女性、特にこれから妊娠する可能性が考えられる女性のミノキシジルの摂取は、男性以上に慎重に行ってください。

またこちらの記事も参考にしていただければと思います。
医師が語る「薄毛に悩む女性が増えている理由とは?」FAGA

筆者紹介

あらなみクリニック院長 荒浪暁彦
慶應義塾大学漢方医学センター非常勤講師

著書「最強!の毛髪再生医療 – 豊かな髪と再び出会える本 – (ワニブックスPLUS新書) 」
オリコンメディカル「患者が選んだいい病院」東海四県で総合評価2位、医療水準1位に選出



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