医師に聞いた「AGAではなく病気により薄毛になる場合とは?」

あらなみクリニック院長(慶應義塾大学漢方医学センター非常勤講師)でありAGAに関する書籍の著者でいらっしゃる荒浪先生にAGA・薄毛・若ハゲに関するお話をお伺いしました。

たいてい、ホルモンのアンバランスが、抜け毛や薄毛を引き起こしますが、体の中の病気、異常が、それらの原因になっている場合もあるので、抜け毛、薄毛と言っても侮れません。要注意です。

筆者紹介山さん大手エステチェーン2社にて店舗開発の責任者として200店舗以上の出店業務を担当。美容業界専門行政書士・AJESTHE美肌エキスパート(日本エステティック協会)小池現役看護師 自分の体に強いコンプレックスを感じ、各種二重整形を始め様々な整形術・ダイエットを行った経験を持つ

AGAではなく病気で薄毛になる場合もある

どんな場合に、抜け毛や薄毛が起こる可能性があるのでしょうか?考えられる症例としましては、糖尿病が原因のホルモンバランスの崩れ、他に、血液循環の滞り、肝臓系の病気、そして、強ストレスを受けた後の精神的不調、精神疾患、前項で述べました脂漏性皮膚炎、そして、全身性エリテマトーデスなどが考えられます。

以上のような疾患が引き起こす抜け毛は、まず、元の疾患を治していくことを考えなければなりません。対症療法的に、抜け毛だけにフォーカスしたケアをしても、よくなることはありません。頭皮も、皮膚であるという認識を持つ必要があります。もし、急激に、劇的な抜け毛が起こったら、迷わず、病院で診断を受けましょう。

特に内臓には注意

内臓(とりわけ、腸)と髪の毛は、切っても切れない関係なのです。こういう実験結果があります。消極的なネズミに、積極的なネズミの腸内細菌を移植したら、消極的なネズミが積極的になったというものです。嘘のようなホントの、立証済みの結果です。つまり、腸内細菌が、性格にまで影響を及ぼしていることがわかりました。すごいですよね。

一つの腸内細菌は、肌のエイジングを予防するエクオールという物質を出します。老化を予防し、遅らせたかったり、薄毛を防ぎたかったら、なによりもまず、あなたの腸を健康に保つことが大切なんです。

病気で薄毛にならないために:どのようなことに気を付けるべきか

そのためには、どんなことに気を付けるべきでしょうか?私自身は、漢方薬の力を借りています。ただし、漢方薬を処方されるには、医院での診察が必要です。腸内環境をよくするために普段の食生活で留意するべき点は、よい腸内細菌を増やすことです。そのためには、それらの栄養となる食物繊維をたくさん摂るよう、心がけましょう。

腸内細菌が大事

腸内細菌というのは、それぞれ国民性があります。なぜなら、長い食事の歴史の中で、それぞれの食事にあった腸内細菌を育んできたからです。

例えば、和食を食べてきた日本人なら、やはり主に和食を食べましょう。韓国の人は、当たり前のように辛い物を食べますが、私たち日本人は、辛いものにやはり耐性がないので、辛い物を食べ続けると、下痢になったりします。それは、日本人の腸内細菌が、辛い食事に向いていないからです。