髪の毛を洗うという行為はダイレクトに髪の毛に関わることですので、やり方を間違えるともちろん髪の毛に大きなダメージを与えてしまいます。シャンプーやリンスの選び方、そしてそれらをどう使えば良いのかが重要になってきます。ここでは、髪の毛の洗い方全般について述べていきたいと思います。
もくじ
山さん大手エステチェーン２社にて店舗開発の責任者として200店舗以上の出店業務を担当。美容業界専門行政書士・AJESTHE美肌エキスパート(日本エステティック協会)
小池現役看護師 自分の体に強いコンプレックスを感じ、各種二重整形を始め様々な整形術・ダイエットを行った経験を持つシャンプー、リンスの使い方
シャンプー、リンスについて
まず簡単にシャンプーとリンスについて説明しておきます。ご存知の方も多いかと思いますが、シャンプーとは髪や頭皮を清潔にする洗浄剤で、陰イオン界面活性剤を含みます。脱脂効果の程度により、ドライ、ノーマル、オイリーヘア用があります。リンスは毛の表面に被膜を形成し、シャンプーによる過度の脱脂を補って毛を健やかに美しく保ちます。女性、長髪の男性は洗髪後にリンス、トリートメントによる毛表面の保護が大切です。
シャンプー、リンスの問題点
これらシャンプー、リンスに含まれる界面活性剤、フケ止め剤による皮膚障害がありますので、自分の毛や頭皮にあったものを使用しなければいけません。そして洗髪後によく洗い流すことも重要です。よく育毛用のシャンプーというのを耳にしますが、これらの洗浄剤は使用後洗い流しますので、頭皮への残留分は千分の一程度です。したがってこれらは単独ではほとんど育毛効果はありません。
髪のタイプ別シャンプーの選び方
皮脂は毛包にある脂腺から出て頭皮表面に広がり、加水分解を受けてから毛幹部に広がっていきます。毛髪を健康に保つには適度の皮脂が必要ですが、加齢に伴って頭皮皮脂量は減少していきます。この頭皮皮脂量には個人差があります。多すぎると皮膚炎を起こしたり毛穴が詰まって毛包炎を引き起こしたりします。逆に少ない場合はドライヘア用シャンプーで油分を補うようにしましょう。
洗い方とその頻度
洗う頻度
ではこれらの洗浄剤を用いて実際にどのように洗髪すればよいのでしょうか？抜け毛の原因の一つとして「過度の洗髪による皮膚障害」と「不潔によるフケやアカによる毛穴の閉塞」があります。これらから導かれる結論は「頭皮を清潔に保つのに必要最小限の洗髪をする」ということになります。一般に三日に一回、あぶら症の人でも二日に一回程度が良いようです。毎日の洗髪は多すぎますし、一日に何度も洗うのは論外です。
洗い方
具体的な洗髪法としては髪全体を泡立て、指腹で髪・頭皮を軽くこすります。この時に皮膚に爪をたてないでおきましょう。薄い部分をきれいにするためにゴシゴシとこする人がいますが、これは逆効果で毛が擦り切れてよけいに薄くなる場合があります。
フケ症の人は注意
フケ症の人がいます。このフケは頭皮の角質細胞が剥がれ落ちたもので、いわば頭皮のアカです。このフケを頭皮の微生物が分解するとその分解産物の刺激で、かゆみや脱毛が起こります。したがってフケ症の人はよく洗髪して頭皮を清潔に保つことが必要です。
シャンプーを変えてもAGAの進行は止まらない
洗い方とシャンプーが頭皮に影響を与えるのは事実ですが、既にAGAが進行している場合、薄毛の進行は、そのほとんどが男性ホルモンによる影響です。そのため、シャンプーや洗髪の方法を変えても、AGAの進行を止めることはできません。
ただし、現状既にAGAによる薄毛が進行している人にとって、シャンプーや洗い方を変えたからと言って、AGAの進行を止めることは難しいでしょう。AGAはほとんどが男性ホルモンによるものですので、内服薬の服用によって男性ホルモンの影響を遮断しない限りは、進行を止めることはできません。
ただ内服薬を飲めば良いというわけではなく、本当にAGAによる薄毛なのかどうかを判定することも重要です。そのためにはAGA専門クリニックで無料カウンセリングを受けることをお勧めします。AGAによる脱毛の場合は、毛根が完全に死んでしまった場合現代の医療では生やすことは難しいため、とにかく早期にAGA専門病院に受診して、薄毛の進行をストップさせることが何よりも重要です。
