私たちの生活スタイルは近年大きく変化してきています。その中で仕事や家庭でストレスを受け、それが解消されないまま蓄積していくために体調に変化をもたらしてしまっている人が増えてきています。例えば動悸や目まい、肩こり、不安神経症などを引き起こしているのです。体調に変化をもたらしているということは髪の毛にも影響している可能性があります。
もくじ
ストレスは薄毛とAGAに影響?!自立神経とホルモン
バランスが重要
こういった症状は主に自律神経とホルモンに関わっていると言われており、心と体がうまく連携をとって正常に働くには、この両者がバランスを保たなければ成り立ちません。ホルモンが絡んでいるだけに、もしこのバランスが崩れたら、もちろん髪の毛にも多大な影響を及ぼすのです。
自律神経と血液
自律神経は血管を包み込むように分布しており、その神経が血管を収縮させたり拡張させたりして、血液の流れをコントロールしているのです。血液は各臓器に大切な栄養や酸素を送り届けてくれるので、血液の流れが悪くなると様々な障害が起こります。
頭皮の場合も同様です。例えばストレスに自律神経が反応して頭皮の血管が常に収縮ぎみになると、毛根に運ばれる血液の絶対量が減って栄養が届かなくなります。そうすると細い貧弱な髪の毛しか生えてこなくなります。
ホルモンに異常が発生すると
ホルモンは各細胞の活動を刺激して、身体全体の機能の働きを調整する役割を果たしています。ホルモンにはいくつかの種類がありますが、まず脳下垂体ホルモンに異常が生じると成長ホルモンに影響を与え、陰毛や腋毛が薄くなっていきます。また、甲状腺ホルモンの機能が低下してくると髪の毛は柔らかくなり、やせ細って産毛のようになってしまいます。機能低下が長引けば髪全体が薄くなってくるのは当然です。
ストレスは薄毛とAGAに影響?!他の病気からの影響
日常生活において適度のストレスは必要とされています。そこから緊張感が生まれ、仕事や学業にもメリハリが出るとされているからです。しかし仕事や家庭からの過度なストレスによる自律神経のアンバランスは毛細血管を収縮させて毛包などへの血流を悪くし、円形脱毛症や胃潰瘍の原因にもなります。ストレスといえば円形脱毛症を浮かべる方が多いかと思いますが、これは男性型脱毛症や女性のびまん性脱毛症にもつながっていくものです。
また、ストレスからの睡眠障害を起こしてしまうと睡眠不足からの頭皮や毛髪への影響が出てきます。睡眠が取れていないことからの血行不良や、毛周期の乱れなどを引き起こしていくのです。
ただし、ストレスを減らしてもAGAや薄毛の進行は止まらない
ここまで見てきたように、仕事や家庭でストレスを受けすぎて、それが蓄積してしまっている人は薄毛になりやすいという結果が出てきています。ストレスで胃腸に障害が生まれたり、睡眠障害を引き起こしてしまうことは健康上悪いのはもちろん、髪の毛の発育にも大きな影響を及ぼしてしまうのです。少しずつストレスを解消することが毛髪を守ることにもつながっていくのです。
ただし、現状既にAGAによる薄毛が進行している人にとって、ストレスを減らしたからと言って、AGAの進行を止めることは難しいでしょう。AGAはほとんどが男性ホルモンによるものですので、内服薬の服用によって男性ホルモンの影響を遮断しない限りは、進行を止めることはできません。
ただ内服薬を飲めば良いというわけではなく、本当にAGAによる薄毛なのかどうかを判定することも重要です。そのためにはAGA専門クリニックで無料カウンセリングを受けることをお勧めします。AGAによる脱毛の場合は、毛根が完全に死んでしまった場合現代の医療では生やすことは難しいため、とにかく早期にAGA専門病院に受診して、薄毛の進行をストップさせることが何よりも重要です。