AGA男性型脱毛症と老化による薄毛や円形脱毛症は違うのか?

薄毛脱毛症はほとんど同じ意味でつかわれることも多いのですが、厳密にいうと少し意味は異なります。字があらわす通り、脱毛とは毛が抜けることであり、薄毛とは頭髪が薄くなるというものです。ヒトの髪の毛は約10万本と言われ、毛周期のサイクルによって毎日約100本が生え変わっていきます。すなわちこの本数の毛が抜け落ちて同じ数の毛が新たに生えてきているのです。

自然脱毛と脱毛症

毎日100本ほどが抜け落ちて新しい毛が生える。これは自然な髪のサイクルです。9月から10月にかけて一時的に抜け毛が多くなることがあり、多い時には一日に200~300本抜けます。いわゆる「秋の抜け毛」で夏の体力消耗が原因と言われますが、これも生理現象であり自然脱毛の一種と考えてよいでしょう。

それに対して脱毛症とは、単純に抜け毛が多くなります。男性型脱毛症の進行期や円形脱毛症の急性期には毎日1000本以上の毛が抜けることがあります。こういった場合は目に見えて毛が薄くなっていきます。

通常では2~6年の成長期を終えた髪の毛が休止期に入って自然に抜け落ちていくので大きくて硬い毛が抜けます。しかし男性型脱毛症場合などは成長しきる前の細く弱い毛であったり、うぶ毛が抜け落ちてしまうのです。これが自然脱毛と脱毛症との違いです。

抜け毛と老化現象

老人性脱毛症という言葉が用いられる場合があります。これは動脈硬化などの老化現象による毛包の破壊消失と考えられており、30代から80代にかけて毛包の数が約40%減少するものです。

ということは生えてくる毛よりも脱落する毛の方が多いわけですから、ある時期までは硬い毛もやわらかい毛も抜けていきます。しかし頭髪の総数が減少してくると抜け毛も次第に落ち着いてきます。

ただ、この老化による脱毛は個人差が大きいようです。生来の体質や生活様式、ストレスなど総合的な結果によるものと言われています。

薄毛とは

薄毛とは髪の毛が細く弱くなっていくことによって全体的なボリュームが減ったりすることで薄く見えるようになっていくことです。これは髪の毛の毛周期のサイクルに異常をきたしていることが原因です。

栄養分がしっかりと行きわたっていない、過度なストレス、余分な皮脂や頭皮の汚れ、一時的な病気によるものなどがその原因と言われています。そのために髪の毛のサイクルを正常に戻していくことで薄毛は解消されていきます。まずは毛周期のサイクルをもとに戻すことを意識しましょう。

結論

同じ意味でつかわれることもあるこの薄毛と脱毛症ですが、細かく見ていくと違いがあります。もし髪の毛が減ってきたかなと感じたら、自分はどちらが原因なのかを考えてみましょう。

日にどれくらいの毛が抜けているか、一気に減ったのか徐々に減ったのか、日々の生活習慣に問題はないかを見直しましょう。もし男性型脱毛症いわゆるAGAであれば、内服薬の服用で比較的簡単に、進行を止めることができます。

ただ、何が原因の脱毛か判断することが難しいため、できれば専門のAGAクリニックに相談に行くことをおすすめします。症状によって対処の仕方も変わりますので、その原因を突き止めることが最も大事です。