「帽子をかぶってばかりいるとハゲる」と聞いたことがありませんか？このようにどこかで聞いたことがあるけど、それが本当なのかどうかはわからない。薄毛に関してもこんな科学的根拠がないまま言われてきたことがあるのです。では帽子をかぶっていると本当にハゲるのでしょうか？順に見ていきたいと思います。
もくじ
山さん大手エステチェーン２社にて店舗開発の責任者として200店舗以上の出店業務を担当。美容業界専門行政書士・AJESTHE美肌エキスパート(日本エステティック協会)
小池現役看護師 自分の体に強いコンプレックスを感じ、各種二重整形を始め様々な整形術・ダイエットを行った経験を持つ帽子・キャップをかぶるとAGAや薄毛になると言われてきた理由
帽子の中で蒸れる
暑い日に帽子をかぶっていると中が蒸れてきます。そしてそのままにしておくと皮脂が出てきたり、発汗が止まらずに細菌が増殖していきます。もちろんその状態のまま長時間継続してしまうと頭皮には良くありません。ハゲるという結果につながると言えます。しかし、定期的に帽子を脱いで風を通したり、後でちゃんと洗髪をするのであれば、これ自体がハゲるという理由とは言い切れないということになります。
長時間かぶる仕事はやはりハゲる？
しかし、帽子を頻繁に脱ぐことができずにかぶったまま長時間という仕事の人はどうでしょうか？工事現場のヘルメットや、警備員、運転手、そういった帽子をかぶることが義務付けられているお仕事の場合は確かに頭皮の環境は悪くなっていきます。
さらにピッタリのサイズのヘルメットや帽子をずっとかぶっていると締め付けられて頭の血行が悪くなります。やはりできるだけ定期的にヘルメットや帽子を脱いで蒸れるのを防止し、血行を回復させたほうが良いことは間違いないでしょう。
AGAや薄毛になる？！帽子・キャップをかぶることのメリットは？
直射日光を防ぐ
帽子をかぶることによって強い日差しが直接頭皮にあたることを防ぐことができます。特にすでに薄毛になりかけている人は髪の毛がクッションにならずに直接頭皮に当たってしまうことがあります。もちろん、頭皮も皮膚です。直射日光を受けてしまうと熱をもってしまい、異常な発汗や皮脂の発生が起こってしまいます。夏の暑い日などは帽子をかぶることで頭皮を守るという役目を果たすことができるのです。
紫外線カット
頭皮ではない他の皮膚の部分でも日焼けがひどいとボロボロになって荒れたり、皮がめくれたりしていきます。とにかく紫外線を皮膚が浴び続けるという状況は当然のごとく良いことではないのです。
帽子をかぶることで、こういった皮膚トラブルを未然に防ぐということができるのです。ただしできるだけ通気性の良い帽子を選ぶようにしましょう。やはりいくら日差しや紫外線をカットしてくれる帽子でも中が蒸れることは間違いはないのです。
実はカツラも危険と言われていた
帽子ではありませんが、かぶるものとしてカツラも余計にハゲる原因になると言われてきました。これも大まかには帽子と同じ理由です。特に昔のあまり質の良くないカツラは通気性がとにかく悪く、長時間つけたままにしていることでハゲにつながったり、着用するときに金具を自分の毛にきつく留めたりしていたために、自分の毛にも直接ダメージを与えていたのです。
しかし最近は技術も進歩しており、通気性やフィット感も向上しています。カツラが原因でハゲるということは現在はないと言えます。
帽子・キャップをかぶらなくてもAGAや薄毛の進行は止まらない
帽子をかぶったからハゲるというわけではありませんが、長時間かぶったまま、もしくは後の洗髪などのケアをしないとハゲにつながることはあるといえます。
ただし、現代の医療では、AGAによる薄毛の進行は、そのほとんどが男性ホルモンによる影響だと言われています。そのため、AGAが進行しているときに帽子をかぶらないようにしたからと言って基本的にはAGAの進行は止まりません。
AGAによる脱毛の場合は、毛根が完全に死んでしまった場合現代の医療では生やすことは難しいため、帽子をかぶるかどうかを気にするよりも、とにかく早期にAGA専門病院に受診して、薄毛の進行をストップさせるための内服薬を服用することが何よりも重要です。
これはAGAであった場合の話ですので、AGA以外の脱毛症や抜け毛は、ストレスや、体の健康状態、頭皮の状況などと関わってくる場合があります。
自分の薄毛がAGAの進行によるものなのか、それとも別の脱毛症なのか判断することは一般の病院では難しい場合がありますが、AGA専門病院では、ほとんどが無料のカウンセリングでその判断をしてくれるので、育毛剤や育毛サロン、増毛などで無駄な出費をする前に、できるだけ早くAGA専門病院にカウンセリングに行くことをおすすめします。
