シャンプーを一切しないという人はほとんどいないでしょう。ダイレクトに髪の毛に関係しているために薄毛にもかかわりがあると想像されますが、もちろんその通りです。正しいシャンプーの仕方を知らなければ、せっかく洗髪して清潔にしているのに薄毛につながってしまうという結果を生み出してしまうことがあるのです。ここではシャンプーの方法と間違えた洗髪の仕方を紹介していきたいと思います。
もくじ
シャンプーの目的を理解する
シャンプーの選び方
そもそも何のためにシャンプーをするかを理解しているかどうかです。頭皮は一日過ごしていると皮脂や汚れ、ホコリ、アカなどがたまります。こういったものを取り除き、清潔な状態にするのがシャンプーです。しかし忘れてはいけないのは皮脂も頭皮にとって必要なものであるということです。皮脂は頭皮に適度な潤いを与え、正常な血行状態を守っています。
そのためにもともと皮脂膜が薄い、弱いタイプの人が強いシャンプーを使ってしまうと皮脂が必要以上に洗い流されて頭皮がガサガサの状態になり、フケ症になったり、痒みや荒れが出てきたりします。髪の毛もバサバサになっていきます。そのためにまず頭皮や髪質にあったシャンプーを選ぶことが重要です。
回数の基本
洗いすぎは皮脂や頭皮の状態にとって良くないのです。ということは毎日しっかりとシャンプーで洗髪するというのは本当はやりすぎなのです。かといって何日もシャンプーをしなければ頭皮の衛生状態はどんどん悪くなります。理想は2日に1回ほどでしょうか。ただし、よく汗をかく仕事であったり、暑い夏場であったりするときは汗や余分な皮脂は流した方が良いでしょう。
そのことから考えると朝にシャンプーをして帰宅後もしっかりとシャンプーをするというような生活スタイルは頭皮や髪の毛には良くないということになります。洗いすぎ、も良くないのです。
洗髪の仕方
激しく洗うのは厳禁
髪の毛にシャンプーを大量につけて、とにかく力いっぱい頭を洗っている人がいます。これは絶対にしてはいけません。激しくこすることで頭皮が荒れてしまい、雑菌が入りやすくなります。また、こする摩擦によってうぶ毛や成長途中の髪の毛が擦り切れてしまうのです。もちろん休止期に入った髪の毛も根こそぎ抜けてしまうため、結果的にかなりの抜け毛が出てしまうことになります。
余分な皮脂を流すのなら指の腹の部分で優しくマッサージをするように洗髪をすると余分に毛を抜いてしまうこともなく血行を促すマッサージ効果もあるためにオススメです。あくまで頭は優しく洗うようにしましょう。
充分に洗い流す
シャンプーやリンスは使用したらしっかりと洗い流さなければいけません。特にリンスなどが洗い流されずに頭皮に残ると毛穴に詰まってしまったり、皮脂やホコリと混ざって悪臭や抜け毛の原因となります。
結論
このようにシャンプーをする際は髪質にあったシャンプーを選び、あくまで優しく洗髪をする。回数を増やしすぎない、洗ったら充分に洗い流すということを心掛けてするようにしましょう。
ただし、男性ホルモンによる影響でAGAが進行している場合、シャンプーや洗い方を変えることで物理的に抜け落ちる毛を減らすことは可能ですが、根本的に薄毛の進行を抑えることはできません。
ですので、生きた毛根ができるだけたくさんある段階で、AGA専門クリニックへの受診をお勧めします。