AGA男性型脱毛症の毛周期(ヘアサイクル)と正常な人の髪の本数とは?

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髪の毛がどれくらいあれば普通なのか。薄毛に悩む人なら一度は考えるこの問題ですが、もちろんだいたいの目安はあるものです。体に関わることですので、個人差があります。ごく少ない人で約5万本、非常に多い人で約15万本と言われています。このように人によってかなりばらつきがあります。

その数値は発生密度によって計算でき、1㎠四方に生えている髪の本数が150本、髪の生えている面積が700㎠とすると髪の総数はだいたい平均すると約10万本といわれています。

筆者紹介山さん大手エステチェーン2社にて店舗開発の責任者として200店舗以上の出店業務を担当。美容業界専門行政書士・AJESTHE美肌エキスパート(日本エステティック協会)小池現役看護師 自分の体に強いコンプレックスを感じ、各種二重整形を始め様々な整形術・ダイエットを行った経験を持つ

髪の伸び方

髪の細胞分裂

この10万本前後の髪が1日に約0.3㎜~0.4㎜伸び、1か月すれば大体1cm伸びるわけですが、これを1本の髪の毛が伸びたことに換算すると10万cm=1000m=1kmにもなります。細いとはいえ、1か月で1kmも髪の毛は細胞分裂することによって伸びているのです。

このように著しい成長を続ける髪のエネルギーの補充は大動脈から動脈へ、そして細動脈から毛細血管へと流れる血液によって運ばれてきます。そのために血液は新鮮でPhバランスがとれていて、かつ、毛母細胞に必要な栄養源や酸素などを十分に含む質の良いものであることが重要です。

美しく健康な髪の毛であるために

血液が新鮮である状態を保つには内臓器官が正常に機能しなくてはならず、そのためにはこれらのすべてをコントロールする自律神経の働きにトラブルがあってはいけません。このように心身の健康状態が良好に保たれているときに健やかで強く、美しい髪が豊かに生えるのです。


髪の総本数はヘアサイクル次第

髪が生えて伸び続け、ある時点で成長が止まり、そして抜け落ちて新しい髪の毛が生えてくる。これを毛周期(ヘアサイクル)といいます。まず成長期があります。髪が伸び続けている時期で、その期間は3,4~7,8年くらいです。次に退行期です。成長が止まり、毛乳頭や毛包が委縮して抜け落ちる寸前で、その期間は2~3週間ほどです。

そして休止期には髪が抜け落ち、新たに新生毛が生える準備期間となっていますが、この期間はだいたい4~6か月ほどです。この毛周期を知ることが自分の髪の毛の総本数を把握する重要な目安になるのです。

例えば、異常に抜け毛が多い人から抜け落ちた髪を調べてみると細い毛や短い毛が多く混ざっていることからもわかります。この短くして抜け落ちた髪は退行期に至らずに成長期の途中にあった髪の毛が抜け落ちているのです。こうして毛周期が乱れたことによって新しく生えてくる髪の毛よりも抜け落ちていく髪の毛の方がペースが速くなり、結果として髪の総本数が少なくなるという状況に陥ってくるのです。

結論

男性の場合、このように毛周期が短くなり抜け毛が増える場合のほとんどがAGA(男性型脱毛症)による薄毛の進行です。毛周期は男性ホルモンが指令を出すことにより短くなります。ですので、AGAの場合、基本的にはストレスや食生活や睡眠不足などはあまり関係がありません。

AGAは内服薬の服用により比較的簡単に薄毛の進行を止めることができ、死んでいない毛根であれば生やせる可能性があります。ただし、一度死んだ毛根は現代の医療技術では、生やすことが難しいので、とにかく早くAGA専門病院に受診し、まず薄毛の進行をストップさせるためのプロペシアなどの内服薬を服用することが先決です。