AGA薄毛の原因になるものは様々です。もちろん遺伝的なものはどうしようもないと考えるかもしれませんが、生活習慣が原因のものは心がけ次第で改善してくことができます。今回は「喫煙」「タバコ」が薄毛に及ぼす影響を考えていきたいと思います。
もくじ
喫煙による髪の毛へのダメージ
血行不良
頭髪にとって清潔さと並んで重要なものに血行の良さというものがあります。しかしタバコに含まれるニコチンやタールなどの有害物質は肺に付着して酸素交換を悪化させます。さらにタバコには血管を収縮させてしまう作用があるのです。
そのために妊娠中の女性がタバコを吸うと胎盤を通して赤ちゃんに酸素の供給ができなくなり、死産や流産の確率が上昇すると言われています。酸素の供給が悪くなれば当然、内臓への各器官へ送られる栄養分も届かなくなり、末梢の血管へはさらに届かなくなります。
栄養の行き届いた艶のある髪の毛を多く保つためにはまったく逆効果といえるでしょう。そうして血行が悪くなると抜け毛はどんどん増えていくのです。
表面的ダメージ
また、タバコを吸っていると肌がカサカサしてきたり、顔が黒ずんできたりすることがあります。同様に髪の毛もダメージを受けてしまいます。さらにタバコの場合困るのは、吸っている本人だけでなく、その周辺にいる人も迷惑を被るということです。自分が吸っていなくても近くでタバコを吸っている人がいれば、髪の毛はダメージを受けます。
胃腸機能への影響
タバコは胃腸機能への影響を与えます。タバコを止めたら途端にご飯がおいしくなったという話がありますが、これはタバコを吸っていたために胃腸機能が停滞していたからです。胃腸障害は便秘や消化不良などを引き起こし、肌荒れを招きます。もちろん頭皮が荒れてくると抜け毛につながるのは間違いありません。
精神的ストレスの原因
よく「イライラするからタバコを吸う。タバコを吸ったら落ちつく」という人がいますが、あれは根本的に間違えています。そもそもタバコを吸う習慣がなければ、タバコが吸えないからといってイライラすることがないからです。また、最近ではほとんどの公共機関が禁煙になり、どこででも喫煙できるわけではなくなってきました。
そうしてタバコを吸いたいときに吸えないことがストレスになっていくのです。もちろんストレスは頭髪にとっても非常に問題視されてる原因です。「タバコを吸う習慣」自体がこのストレスを生み出していると言えるでしょう。
栄養素の破壊
髪の毛にとって必要な栄養素というものがあります。たとえばビタミンCやビタミンE、ミネラル分などが代表的です。しかし問題なことにタバコに含まれているニコチンやタールはこの毛髪に必要な栄養素であるビタミンCを破壊してしまうのです。
それ自体が血行不良を及ぼすニコチンやタールですが、さらに抜け毛の原因になっているのです。どうしてもタバコを吸うとなると、普段以上にミカン、レモン、トマトなどでビタミンCを補充することが必要となるでしょう。
ただしタバコを止めてもAGAの進行は止まりません
ここまでタバコの悪影響を紹介してきましたが、タバコは体全体に悪影響を及ぼす要因となっているため、毛根・毛髪の健康にも当然かかわってきます。
ただし、現代の医療では、AGAによる薄毛の進行は、そのほとんどが男性ホルモンによる影響だと言われています。
そのため、AGAが進行しているときにタバコをやめたからと言ってAGAの進行は止まりません。
AGAによる脱毛の場合は、毛根が完全に死んでしまった場合現代の医療では生やすことは難しいため、喫煙するかどうかを気にするよりも、とにかく早期にAGA専門病院に受診して、薄毛の進行をストップさせるための内服薬を服用することが何よりも重要です。
これはAGAであった場合の話ですので、AGA以外の脱毛症や抜け毛は、ストレスや、体の健康状態、頭皮の状況などと関わってくる場合があります。
自分の薄毛がAGAの進行によるものなのか、それとも別の脱毛症なのか判断することは一般の病院では難しい場合がありますが、AGA専門病院では、ほとんどが無料のカウンセリングでその判断をしてくれるので、育毛剤や育毛サロン、増毛などで無駄な出費をする前に、できるだけ早くAGA専門病院にカウンセリングに行くことをおすすめします。